地元広域消防 山岳救助隊との交流会 二王子岳 一王子小屋まで 

平成21年1月31日(土)
行き先 二王子岳 一王子小屋まで
参加者 新発田広域消防 7名
      下越山岳会 OPL(高橋顧問)さん・PJY(藤井会長)さん・OII(田邊副会長)さん・UAL(矢沢)さん・NEN(石井)さん・LTQ
天 候  雨(現地も雨・・二合目より少し上でミゾレに変わる)

北東の風が吹きそうだけど風下なので・・
活発な雲が本県にかかる
低気圧が二つになったが気圧の傾き変わらない
少し雲が薄いかな
二王子神社 雪・・・少なっ!
隊員さんの下降・・支点でグリグリを使い降ろす
一王子の避難小屋・・まだ、1階から出入りできます

2006年だったと思うけど、県警(山岳救助隊)・所轄警察・広域消防・消防団・下越山岳会で、スキー場をお借りして合同で訓練したことがあった。
残念ながらそれ以降、合同の訓練はなかった。今回広域消防さんの若い方々と雪山のトレーニングということでご一緒する機会に恵まれた。

現実的には、広域消防さんは救命救急を仕事としている職業人であり、他方ボク達は趣味の域を出ない者である。
ところが、消防さんはヤマ(登山)は本業ではなく、ぼく達は専門性を登山そのものに持っている。特に地元の山域では当会はその特徴的な情報を有している。
要救助者の元に到着すれば、彼らはやるべきことは全て分かっている。
ボク達は、現着してからは使い物にならない。

また、アルパインクライミング、沢、勿論尾根も、そうだが現場であるモノで何とかしなければいけない。
ヘリで吊り上げ以外のことを考えると、地上隊では100%の装備品をスピーディーに担ぎ上げることは難しい。
沢での事故ではその点は、殊更強調されることになる。

おまけに沢登りでは、その地形から無線・電話等無線通信機器が使えないと考えるのが相当であり
その点で沢登を指向する者はセルフレスキューを意識して、トレーニングをすべきである。

ぼく達の会でも沢でのセルフレスキューのトレーニングを企画する必要がある。
理由は
@背負い行動できる道具が重量的に非常に限定的である。
A沢の中では、ヘリで吊り上げが可能な場所が限定的である。
B要救助者が無線通信機器が使えないので、現場の状況がつかみ難い。

現場の状況の設定を秘匿し
トレーニングする者が想像して必要なギアを選択して持ち上げる。
それは、沢登りを嗜好しない者には判らないと思うし現地の沢を知らなければ、沢はとても怖い。


等ナド、雨で濡れながら考えた山行でした。


広域消防さんまた
機会を作ってやりたいと思いますがいかがでしょうか?



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